時の学園本編

時の学園 第1章 変わりない日常
登校路


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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25938713


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https://youtu.be/P_JhHEhcueA


2013年6月7日。この日、時羽学園の屋上で一人の少女が尊い命を絶った。
なぜその少女は自ら命を絶ったのか。その当時、時羽学園の生徒の中で様々な噂が飛び交った。
遺書もない事から、これは自殺ではなく他殺ではないか。
いじめていた生徒が誤って殺したんじゃないか。
精神的に追い詰めて、自殺を示唆したのではないか。
と、根拠のない憶測が蔓延る中、警察の検証結果が出た。

「自殺」という事だった。

この事件の結果は出たものの、時羽学園の中は依然腑に落ちないという雰囲気がしばらく続いた。

そして、そのちょうど2年後、彼女に纏わるある事件が起ころうとしていた。

生徒たちは高校1年から3年になり、その少女がいない生活が今や定着しつつあった。時羽学園の日常。
いつもの登校路。いつもの時間。いつもの仲間。しかしその中で異変を感じた生徒がいる。
これから起きる事件を予知したかのように。

キャスト(登場順)
小林早苗 CV 里子
山本卓也 CV 御前 葵
芹沢晴香 CV amane
龍木蒼太 CV 星宮 悠一
相川愛美 CV 悠登
橘葵   CV 猪谷 郁美
中村一也 CV 中島 朋紀

 

時の学園 第2章 日常の亀裂
ウサギ小屋~下駄箱

 

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25938863

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http://youtu.be/sJCrNYpWWVI

時羽学園への登校路で一緒になった橘に急かされ、芹沢と相川は飼育当番を従順すべく、ウサギ小屋に向かった。
ウサギに餌を与え、小屋内を掃除し、異常がないか確認した後ウサギ小屋を離れた。
相川はその時、ウサギが一匹いないのではないかと思ったが、気のせいだろうと、芹沢と話した。
芹沢と相川は楽しく会話しながら時羽学園の下駄箱を目指す。
芹沢は途中、友達を見つけて話に行ってしまった。
相川は上履きに履き替えるため自分の下駄箱を開けた。
そこには一通の手紙が入っていた。

「小林早苗について真実が知りたければ、放課後一人で生物室にきてください。
もし他の人にこの事を言ったなら、真実は永遠に闇に葬られます。
石川千鶴」

それは明朝体で書かれてあった。
小林早苗が自殺した事について、自分たちが知っている以上の情報を持っているというのか。
石川千鶴という人物はこの辺界隈の不良の中でもトップの存在で、
たくさんの部下を率いていて、誰も逆らう事が出来なかった。
生徒の噂では、この石川が小林を自殺に追いやった、または誤って殺した、という憶測もあった。
そんな石川がなぜ相川に、小林の事について個人的に呼びだしたりするのだろうか。

そう考えていると後ろから芹沢が追いついてきた。
芹沢は相川が持っている手紙について問いかけたが、相川は何でもないとシラを切った。
その直後、芹沢が自分の下駄箱を開けた瞬間、白い物体が中からどすんと落ちた。
思わず悲鳴をあげる芹沢を横目に、相川はそれが動物の死骸であることに気付いた。
それはさっきまで世話をしていたウサギの中の一匹だった。



キャスト
芹沢晴香 CV amane
相川愛美 CV 悠登

 

 

時の学園 第3章 一寸の沈黙
体育館

 

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25938971

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http://youtu.be/SqChUIcT9Bo


芹沢の下駄箱にウサギの死体が入っていた事は、目撃していた生徒がたくさんいたため、すぐに広まった。
情報通の山本も、その事はすぐに耳に入ってきた。
2年前の事件を振り返すような出来事が起きる予感を、一部の生徒は感じていた。

時羽学園の体育館で小林早苗の二周忌はしめやかに執り行われた。
生徒会長である内場兼久は、生徒に向け挨拶文を読んだ。
しかし、途中で内場の言葉が止まってしまう。
全校生徒の前で意味深な空白を残して内場は挨拶を終えた。
一体、内場の脳裏に何が浮かんだのだろうか。



キャスト
山本卓也 CV 御前 葵
龍木蒼太 CV 星宮 悠一
中村一也 CV 中島 朋紀
秋山優  CV 川久保 恵
内場兼久 CV 高野 宗大


時の学園 第4章 螺旋状の疑惑
職員室

 

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25946937

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https://youtu.be/B40aWqM0rnw

体育館で行われた小林早苗の二周忌の挨拶の時、生徒会長である内場兼久は全校生徒の前で黙りこんでしまった。
その理由を尋ねるために、秋山は内場を職員室に呼び出した。
成績優秀で誰からも信頼される内場に一体何があったのか。

内場は徐にポケットから挨拶文の書かれた紙を取り出した。
それは秋山が渡した挨拶文とほぼ一緒だが、途中から内容が一変していた。
秋山が小林を自殺に追いやったという内容だった。
そして内場はもう一枚メモを手渡した。

「ほとんどかわらないけど、挨拶文を少し直したからこれを使ってください 秋山」

これが今朝内場の机の上にあったというのだが、秋山は皆目見当がつかなかった。
ウサギの死体、挨拶文の改竄をした犯人は同一犯だろうか。
一体何が目的なのか。
不鮮明な疑問を残したまま、次の授業の準備を始めた。


キャスト

秋山優  CV 川久保 恵
内場兼久 CV 高野 宗大


時の学園第5章忘れられない思い
屋上 

 

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25953765

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https://youtu.be/YNBy1vosUb8

小林早苗が命を絶った屋上にはいくつかの花が手向けられていた。
中村一也はそこに持ってきた花を添えて、手を合わせていた。
相川愛美はそんな中村に話しかける。

中村は小林の幼馴染だった。
小さい頃から小林の近くにいた中村の事を、相川は小林を通じて知っていた。
相川は小林の親友だった。
中学生の頃から小林と話すようになり、意気投合していつの間にか無二の親友と言えるほどに仲良くなった。
そんな小林が突然自殺するなんて、相川と中村にとっては信じられない思いだった。

今朝からの出来事について話していると、今日何かが起こる事は中村も勘付いていた。
この学校の中に、小林の復讐を目論んでいる人物がいる。
相川は、小林のためにも最悪な事態は阻止したいと決意した。

そして、相川は以前から中村に恋心を抱いていた。
相川が勇気を出して告白したにも関わらず中村は浮かない返事を通していた。
そんな優柔不断な答えに相川はどうしていいかわからなかった。
好きなままでいいのか、諦めたらいいのか。
こんな気持ちをいつまでも引きずるのはもう嫌だった。
そう思うといつの間にか中村に感情をぶつけていた。
中村は小林の事が好きだったのだ。
そしてその恋心は長い時間をかけて成熟し、そして小林の自殺と共に果てて行った。
その捌け口が分からず、中村はずっと小林への恋心を捨て切れずにいた。
それを相川は知っていた。
中村がどんなに辛い思いをしているか分かっていた。
だから一緒にいてあげたいと思っていた。
しかし、それは双方の思い違いで交わる事なく平行線を辿っていた。
二人の恋の行方は誰にも分らなかった。



キャスト

相川愛美 CV 悠登
中村一也 CV 中島 朋紀


時の学園第6章渡せなかったプレゼント
教室

 

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25969237

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https://youtu.be/T0qNJMRyXA4

相川は生徒会長である内場兼久を人気のない廊下に呼び出した。
小林早苗について内場は何かを知っている。
そう思って様々な質問を投げかけた。
内場はそれについて自分の意見を述べた。
しかし相川が知りたいのはそんな上辺だけの回答ではなかった。

相川は真実を引き出すために、内場の核心を突いた。
内場が小林と付き合っていた事を。
小林がまだ生きていた頃、相川は内場の話を聞いていた。
彼女の初めての純粋な恋に、相川は心から応援していた。
しかし、彼女への内場の冷たい態度を聞いていたため、
それも自殺の一因ではないかと内場に迫る。
だが、内場が彼女に冷たかったのは、彼女にプレゼントするネックレスを買うために、
毎日忙しくバイトしていたからであった。
内場は小林に冷たくしていたのではなく、好きがために頑張りすぎて、
彼女をないがしろにしてしまったのが原因だった。

内場は今でも後悔していた。
恋人であるのにやさしくしてあげられなかったまま死んでいった彼女に、居たたまれない気持ちだった。
中村と同様、内場も小林の死によって、打ちひしがれていた。

相川は、小林が最期まで内場の事が好きだった事を伝えた。
会えなくて寂しくても、内場の事を思っていたのだ。
相川はそれを小林本人から聞いている。
内場はそれを聞いて、やっと思いが報われた気がした。
彼女は、最期まで好きでいてくれた。
それが分かった事で、内場の後悔が幸せに変わった。

そのプレゼントする予定だったネックレスは、2周忌を機にお姉さんにあげるのだと言う。
小林には行き別れたお姉さんがいると言うのだ。
しかもこの学校にいると言う。
もしかして…
聞き出そうとするがチャイムが鳴り、時間切れとなった。
秋山先生に聞いてみようと、相川は次の授業の合間に職員室に行くことにした。


キャスト

相川愛美 CV 悠登
内場兼久 CV 高野宗大

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

総合プロデュース:ターナープロダクション
http://turnerpro.jp/

 


時の学園 第7章 学園七不思議
教室

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25979554

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https://youtu.be/-vOEZs6-1tI

時羽学園に巣食う学園七不思議は、小林早苗の自殺した頃から徐々に広がり始めた。

①あるはずのない1年9組
時羽学園は1、2、3年とも8クラスまでしかない。しかし、生徒たちの噂では1年8組の隣の空き教室に1年9組が存在するという。
夜の0時ちょうどにその教室の入り口を開けると、永遠にそこから出られなくなる。
②女子トイレに幽霊が出る
校舎棟1の4Fにある社会科室横のトイレに幽霊が出るという噂がたっている。用を足している最中に、女の声である質問をされる。その質問に答えると、正解だろうと不正解だろうと、トイレに引きずり込まれるらしい。対処方法は質問に答えないことだ。その噂があってか、このトイレはほとんど使用された形跡がない。
③骨格標本のモデルウォーク
生物室にある骨格標本は、夜になるとまれに廊下を歩きだすらしい。しかも廊下のタイルに沿ってパリコレのモデル並みの歩きをするみたいだ。夜、その骨格標本のようにタイルに沿って歩くと、自分の体の骨以外がなくなるらしい。
④死の国へ行けるグラウンド
4月4日4時44分44秒にグラウンドを4周し終えると、死の国へ行けるらしい。
しかし、陸上部の部員がそれをやると、そのまま死んでしまう。
⑤読んではいけない本
図書室にある大量の本の中の1冊に呪いのかけられた本があるらしい。もしその本を最後まで読み終えると、その人が呪われて苦しみながら死ぬという。
⑥化学室の光
昼間の授業で実験を行ったその夜に、化学室に赤い光が見えるという。
化学室を開けると、硫酸をかぶったようなどろどろの人間に襲われて、体を溶かされるらしい。
⑦6つの不思議を調査すると、精神に異常をきたし、自ら命を絶つようになるという。

小林早苗はこの学園七不思議を実行したがために自殺したという噂も流れていた。
橘はその噂を流したのは山本だと、本人に直接断言してみせた。
しかし、山本は違うと言う。
橘は、何のために学園七不思議を広めたのか確かめたかった。
単なる面白がってなのか、それとももっと別の理由があるのか。
結局何も聞けずにその場を後にした。



キャスト

山本卓也 CV 御前 葵
龍木蒼太 CV 星宮 悠一
橘葵   CV 猪谷 郁美

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

総合プロデュース:ターナープロダクション
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時の学園第8章疑惑は確信へ
職員室

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25986630

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https://youtu.be/0-EWSUxwxeo

相川愛美は先ほどの内場兼久との会話の内容を確認するために、秋山先生に意見を求めた。
秋山先生は、初め正直に答えるつもりはなかった。
プライバシーの侵害になるからだ。
しかし、相川の調査した事は、予想を上回っていたため、場所を人目のつかない廊下に移し、
詳細を聞く事にした。
内場は小林と自殺する前まで付き合っていた。
それは関係者以外知らない情報だった。
なぜなら、それが全校生徒の耳に入れば、内場は噂の餌食になり、ありもしない事をでっち上げられるだろう。
小林の姉も同様だった。
しかし、相川は小林の姉が何らかの鍵を握っていると踏んでいた。
先生は小林の姉を知っている。
それは、意外にも…


キャスト

相川愛美 CV 悠登
秋山優 CV 川久保恵

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

総合プロデュース:ターナープロダクション
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時の学園 第9章 悲劇の再来

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25991212

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https://youtu.be/wOsx-3lHjwY

今朝下駄箱に入っていた手紙の通り、相川愛美は石川千鶴に会いに生物室に向かった。
しかしそこには誰の姿もなかった。
やはり石川は行方不明のままだった。
とすると、手紙を出した人物は石川ではない可能性はほぼ間違いない。
では一体誰が…

黒板にメッセージが書かれてあった。

『化学準備室に忘れがたき光景を見ゆ。これを見たら必ず消す事。』

化学準備室は上の階にある。とりあえず行ってみる事にした。
生物室を出たところでチャイムが鳴った。
それを聞いて相川は、2年前小林早苗が自殺した時間と同じだと気付いた。
嫌な予感がして急いで化学準備室の前まで来た。
鍵がかかっていた。
しかしわずかに隙間が開いているのを見て、思わず覗き込む。
するとそこには、屋上から首を吊っている小林早苗の姿が見えた。
相川はその場に倒れこんでしまった。
悲鳴を聞いて芹沢晴香がかけつけて来た。
何を見て悲鳴をあげたのかと聞くと、化学準備室のドアの隙間から、小林が首を吊っている姿が見えると言う。
芹沢はそれを聞いてすくみ上がり、恐くて見れなかった。
相川は芹沢に化学準備室の鍵を取りに行くように言い、自分は小林を確かめるために屋上に行った。
芹沢は鍵を取りに行く前に、今朝下駄箱に入っていた紙に書いてある通り、物理室に向かった。

物理室には橘葵と龍木蒼太と山本卓也と中村一也の4人がいた。
みんな同じ手紙を持っている。
石川は来ない。
芹沢は、さっき相川が小林の首を吊っている姿を化学準備室のドアの隙間から見たと伝えた。
みんなそれを確認するために向かうと言う。
芹沢は別行動で職員室に鍵を取りに行く。

4人は化学準備室の前に来た。
鍵はかかったままだ。
ドアの隙間から中を覗いてみるが、小林の姿は見えなかった。
その時、橘の携帯に相川から着信があった。
急いで屋上に来てほしいと。
橘と中村は屋上に、龍木と山本は、鍵を取りに行っている芹沢を待つ事にした。




キャスト

山本卓也 CV 御前 葵
芹沢晴香 CV amane
龍木蒼太 CV 星宮 悠一
相川愛美 CV 悠登
橘葵   CV 猪谷 郁美
中村一也 CV 中島 朋紀
秋山優  CV 川久保 恵

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

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時の学園 第10章 恐れていた事件

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm25997439

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https://youtu.be/K2XU0_UQaTo

芹沢は化学準備室の鍵を取りに行くために職員室に行った。
なんと、秋山先生の近くには警察がいた。
なぜ警察が?
どうやら、石川千鶴の遺体が校内で発見されたらしい。
その話を掘り下げて訊いてみたかったが、先に化学準備室に行く必要があった。
芹沢は鍵の貸出リストに記帳して、化学準備室に急いだ。

化学準備室前には龍木と山本が待っていた。
鍵を龍木に渡し、開けて中に入った。
そこには小林早苗の姿はなかった。
相川は何を見たのだろうか。
何もないのを確認して、みんなのいる屋上へ向かう。

屋上では、小林早苗が自殺した場所に相川と橘と中村がいるのが見えた。
その近くには生徒が倒れていた。
後ろから秋山先生が入ってきて、刑事たちをそこへ誘導する。
どうやら倒れている生徒は内場らしい。
なぜ内場が被害に?

相川は化学準備室で見た小林を確認するために屋上に来た。
しかし、小林を吊るしたロープも何もない代わりに、内場が倒れている。
一体何が起こっているのか。

化学準備室で小林を見たのは相川だけだった。
室内からは鍵を開けて入ってみても何もそれらしいものはなかったのだ。
それに相川は生物室へ来るようにと手紙をもらったが、他の5人は物理室だった。
なぜこのような事が起こったのか。

そこへ芹沢が、この一連の事件の犯人が分かったとみんなの目を集めた。



キャスト

山本卓也 CV 御前 葵
芹沢晴香 CV amane
龍木蒼太 CV 星宮 悠一
相川愛美 CV 悠登
橘葵   CV 猪谷 郁美
中村一也 CV 中島 朋紀
秋山優  CV 川久保 恵

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

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時の学園 第11章 犯人

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm26007305

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https://youtu.be/7teeeyk3Xcw

芹沢は自分の推理を披露し始めた。
屋上に入ってくる順番を、各々のアリバイを元に推測すると、
相川が最初に来た事になる。
その後2、3分して橘と中村が屋上に駆け付けた。
中村は秋山先生に電話して、刑事と一緒に屋上に来た。
それと同時に、芹沢と化学準備室で合流した龍木と山本が屋上に入ってきた。
そう推理すると、相川より先に屋上に上がった者はいないという事になる。

第一発見者である相川は、同時に容疑者でもある。
相川は午後の授業を抜け出し、内場を屋上に呼び出し、絞殺した。
動機は、小林早苗の彼氏であった内場の冷たい態度が、小林の自殺の引き金になった事。
それは、スジが通っている事だった。
誰もおかしいと声をあげる者はいなかった。
そして相川は秋山先生に、職員室にいる刑事の元へ連れて行かれるのであった。




キャスト

山本卓也 CV 御前 葵
芹沢晴香 CV amane
龍木蒼太 CV 星宮 悠一
相川愛美 CV 悠登
橘葵   CV 猪谷 郁美
中村一也 CV 中島 朋紀
秋山優  CV 川久保 恵

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

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時の学園 第12章 真実への推理

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http://www.nicovideo.jp/watch/sm26158469

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https://youtu.be/IprIZI6i0vM

 

相川は職員室の奥の相談室にいた。
隣には秋山先生がいる。
そして目の前には木田刑事、周りには数人の刑事らしき人物たちがいた。

木田は相川に内場殺害の経緯を聞こうとするが、相川はやってないの一点張り。
刑事たちの耳に入っている情報を元に徐々に相川から情報を引き出していく。


相川は化学準備室で小林早苗を見たと言う。
しかし、小林は2年前、同じ場所同じ時間帯に、屋上から首を吊って化学準備室から見えるように自殺していた。
それと同じ状況が今、あったと言う。

なぜそこに行ったかというと、今朝の下駄箱の箱に入っていた手紙から始まる。
差出人の石川千鶴は、先ほど警察の手によって消化水槽から遺体を引き揚げたばかりである。
この手紙はGW前に石川千鶴が入れたのだろうか。
それとも他の誰かが石川千鶴の名を勝手に拝借して書いたのだろうか。
筆跡は分からない。

手紙には生物室と書いてあった。
それの通り、放課後生物室に行ったら、化学準備室に誘導する文言が書いてあった。
その通り化学準備室に行くが、鍵がかかっていて入れなくなっていた。
しかし、覗けるくらいの隙間があったのでそこを覗いてみると、早苗の姿が当時のままあったという。

それからアリバイ確認に移る。

3:10 化学準備室で相川が小林早苗を発見する。
3:15 相川が屋上へ向かう。 芹沢は物理室で橘・龍木・山本・中村と合流。
3:20 屋上で相川は倒れている内場を発見し、芹沢に電話したが出ないため橘に電話した。
3:25 橘と中村が屋上に到着。芹沢が職員室で化学準備室の鍵を借りる。
3:30 芹沢が化学準備室に鍵を持っていく。屋上で中村が秋山先生に電話して、内場が倒れていると報告。
3:40 芹沢・龍木・山本が屋上に到着。その後秋山先生が刑事を連れて屋上に到着。

なぜ3:15に芹沢は橘・龍木・山本・中村と物理室で合流したのか。
それは、各々が今朝下駄箱に、放課後物理室に行くようにと書いてある手紙が入っていたという。
文面は相川と全く同じ。しかし、相川の生物室が物理室になっていただけだった。

そこで相川は気付いた。
自分ははめられている。
この事件は、ある人物によって計画的に実行されたものだと。
それを証明するためには事件の関係者全員を集める必要があった。
相川はみんなを一つの場所に集めて、この事件の犯人を突き止めたいと刑事にお願いした。
刑事は犯人が薄々分かっていたが、生徒同士で解決させるのが賢明だろうと判断し、
犯人を追いつめるための情報を相川に提供した。

そして次回、犯人はその残忍な姿をあらわす事となる。



キャスト


相川愛美 CV 悠登
秋山優  CV 川久保 恵
木田春人 CV 御剣ヒロ

イラスト:智平びわ

脚本編集:時の学園製作委員会

脚本・レコーディング・編集・音楽:ターナー

総合プロデュース:ターナープロダクション
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